2018.09.27
失敗と反省から学ばない我が国日本はこれから心配
過去から今回の北海道地震を含めて、地震予知の難しさと自然災害に対する人間の無力さを痛感させられる
出来事が数多くありました。
台風を初めとする大雨による災害、雪や吹雪による雪害など思い当りますね。
しかしこれらは地球という生命体に住まわせてもらっている全ての生物にとって避けては通れない試練であり
ある意味自然淘汰の一部にすぎないと思います。
でも、避けて通れる事例(人災)もあって、例えば原子力発電所の爆発事故なんかはそれに含まれます。
アメリカやロシアでの原発事故は世界中に報道され、一度事故が起こればどのような惨事になるかは学んでいた
はずですよね?
そんな中、日本はと言うと「よその国での出来事で日本の原発は安全でそんな事にならない」との立場でした。
2011年3月11日、聞き飽きた言葉『想定外の事態』が起こります。
その後、現在までどのような経過を辿ったかは誰もが知る事と思います。
それまで声高らかに言われていた原発の安全神話は一瞬のうちに失われました。
しかし日本政府も電力会社も、新たに原発を建設し現在停止している所も再稼働に向けて裁判までして必死です。
先日、愛媛の伊方原発の再稼働容認の判決が出ましたが、その判決理由に私は呆れてしまいました。
自然の驚異を全く考慮していないですね!危険性は何も火山の噴火や火砕流だけではないんじゃないですか?
発生確率100%の南海トラフ地震が起こった際に想定される被害は、東日本大震災の規模を遥に上回る大惨事に
なる事は専門家の話では間違いなさそうです。
怖い事に日本列島の半分から南の太平洋側は、大津波による壊滅的被害が予想されています。
今回の北海道地震も、「想定外の場所で想定外の規模」だったわけで、この地震大国・火山大国日本には
安全な場所など存在しないという事実を思い知らされたはずですよね?
どうしたら、いつになったら過去の失敗や反省から学ぶのでしょうか。
体と同じ様に、予防は「事前に予測し防ぐもの」です。
想定外を想定して、初めて役に立つものであり事が起こってからでは取り返しがつかないのです!
厚真に原発が無くて良かったと思います。もし・・・と考えたらゾッとします。
日本には高い知識や技術がありますから、自然再生エネルギーを使った発電など本気になればいくらでも
作れると思いますから、別の場所で原発事故が起こる前に、もうそろそろ目を覚ました方が良いのではありません
か?
事故は必ず起こる!と考えていれば、後になって「想定外」なんて言い訳をしないで済むのですからね。
原発が停止しているとは言え、危険が去ったわけでは全然ない事も忘れてはいけません!
その時は少なくとも数十年から100年先になるのですから、我々の大半が死んだ後の話なのです。